2012年4月25日水曜日

06.ファイルのmp3変換とCD化

録音の完了したWAVEファイルはそのままだと容量が大きいので、mp3ファイルに圧縮するとヘッドフォン・ステレオに入れて持ち歩いたり、SDカードやUSBメモリーに入れてミニ・コンポなどで楽しむこともできます。

圧縮ファイルであれば簡単にCD-Rに焼くこともできるので、難しいことの苦手な方はまずこの方法でやってみて下さい。 非圧縮のWAVEファイルをそのままCDーRに焼けるフリー・ソフトもありますが、ちょっと面倒なので、それは後ほど紹介いたします。 mp3 ファイルでも128kbps 以上のCD音質であれば、CDラジ・カセで聴いたくらいでは違いが分からないでしょう。

※ほぼ原寸大
えこでこツール:

これは WAVEファイルをドラッグするだけで、簡単に mp3ファイルに変換できる無料ソフトです。

本来はサウンド・ファイルやムービー・ファイルを、WAVやmp3等に変換してくれるツールですが、シンプルで使いやすいソフトです。 
何しろ音楽ファイルをドラッグするだけでmp3ファイルに変換してくれるだけでなく、フォルダごとまとめての変換が可能で、更にビットレート(※後述)も自由に選べます。

作業が終了すると、オーブン・トースターみたいに「チン!」と音が鳴るのはご愛嬌でしょうか。


ビットレートについて:

非圧縮のWAV(ウェーブ)ファイルはCDと同じ音質ですが、60分で約600MBほどの容量になるので、なるべく音質を下げずに圧縮しようということで登場したのが mp3 やウィンドウズの WMA(ウィンドウズ・メディア・オーディオ)といった圧縮形式です。

これまで標準のビットレートは 128kbps (キロ・ビット・パー・セコンド:1秒当たりのビット数)で、WAVEファイルの約10分の1ほどになります。 つまり、60分で60MBということで、1MBで1分と計算がし易かったです。
 最近では 192kbps が標準になりつつありますが、これはメモリーやハードディスクの容量が以前に比べて飛躍的に向上したからでしょう。

ウィンドウズのWMAも、mp3も似たようなものですが、WMAはビットレートが最高でも 192kbpsなのに対し、mp3 は 320kbps まで選べます。  ただし 256kbps は 128kbps の二倍の容量になりますから、使っているメディアの容量に応じて圧縮率を決めて下さい。 mp3 ファイルからCDを焼くのであれば、圧縮率の低い高音質のビットレートを選びます。

圧縮率の違いを知りたければ、同じ曲をビットレートを変えて保存し聴き比べてみることですが、私の場合ヘッドフォンで聴いたくらいでは 128kbps の mp3 やWMAファイルも、非圧縮のWAVEファイルでも、ほとんどその違いが分かりませんでした。 優れたオーディオ装置で再生すれば差も出るのでしょうが、それだけ mp3 や WMA が優れているのか、それとも私の耳が悪いのか、そのいずれかでしょう。

【フォルダをドラッグする】
mp3に変換したいフォルダとは別に、空の音楽フォルダを作っておき、それを出力先に指定します。 それからWAVEファイルのフォルダごとまとめて「えこでこツール」にドラッグします。

「えこでこツール」にドラッグしたWAVEファイルと同じ内容の mp3 ファイルがフォルダの中に作られました。 基になるWAVEファイルのフォルダは全体で397MBの容量がありますが、ビットレート128kbps に変換した mp3のフォルダは36MBとなったので、約1/11に圧縮されたことが分かります。

フォルダのカスタマイズ

新しく作られたフォルダは、CD-Rに焼くことを考えてカスタマイズしておきましょう。
ウィンドウズのフォルダは、写真なら後でプリントしたりすることを考えて「画像」や「フォトアルバム」、音楽のファイルなら「音楽」としておくと、後で作業がし易くなります。

まずはフォルダを右クリックして「プロパティ」を開きます。(Mac の方はゴメンなさい・・・)

「プロパティ」が開いたら、上の「カスタマイズ」をクリックし、フォルダの種類を「音楽」とします。 「音楽」にも「アーティスト」や「アルバム」など3種類ありますが、大して変わらないので好きなものを選んで下さい。 選んだら右下の「適用」をクリックすれば完了です。

mp3 ファイルをCD-Rに焼いて音楽CDを作る

これはカスタマイズの済んだmp3 フォルダを開いたところ。 音楽用のフォルダとなったことで、簡単に音楽CDを作ることができます。 まずは左側にある「ミュージックのタスク」にある「すべての項目をオーディオCDにコピー」をクリックします。 不要な曲は、後で省くことができます。

※画像用のフォルダで「CDにコピーする」とあるのは、「データをCDに書き移す」というだけで、CDプレイヤーで音楽が聴けるCDになる訳ではありません。 ご注意下さい。


Windows Media Player (メディア・プレイヤー)が開きました。 
開始するには、空のディスクをドライブに挿入します」という表示が出るので、書き込み可能なCD-Rを入れて下さい。

CD-Rをドライブに入れたら、右下の「書き込みの開始」をクリックします。 

CD-Rへの書き込みをしているところです。 しばらくお待ち下さい。

書き込みが終わるとトレイが開くので、ディスクを取り出します。 この後CDプレイヤーにセットして、音が聴ければOKです。 簡単でしょ?

ところで非圧縮のWAVEファイルをそのままCD-Rに焼けると簡単に違法コピーが出来てしまうので、メディア・プレイヤーでは焼くことができないようになっています。 

試しにWAVEファイルからCDを焼こうとすると、右側の音楽ファイルに赤で×印が付いているのが分かるでしょう。

それを無視して「書き込みの開始」をクリックしても、トレイが開いてCDが排出され、「書き込み完了」となって焼くことができません。 
確かにCDを非圧縮のWAVEファイルで取り込んだものをCDに焼かれては違法コピーが出来てしまうので、その点は仕方の無いことでしょう。

WAVEファイルをそのままCDに焼く

レコードから録音したファイルは、せっかく良い音質で記録してノイズまで除去したのだから、圧縮せずそのままの形でCDに焼きたいものです。
WAVEファイルから音楽用CDを焼くにはライティング・ソフトを使いますが、フリー・ソフトでまずまず使えるものが二種あるのでそれを紹介いたします。


Burrrn 1.14 beta2 (無料ソフト)

これはシンプルで使いやすいソフトです。 本来のサイトは英語ですが、インストール後に日本語を選ぶこともできます。 ちょっとおかしな日本語ですが、使い方はファイルを開いて書き込み速度を設定するくらいでCDが焼けますから、特に難しいことはありません。

ベータ版(正規版の前の試作版)のせいか、クリックしても書き込みが始まらない時がありますが、何度かやっていると出来るはずです。

ソフトのダウンロードが完了したら、まずはファイルのウィルス・チェックをしてから、セットアップ・ツールをクリックしてインストールを開始しましょう。

ソフトをインストールすると、最初に設定画面が出るので、言語を「Japanese」とすれば日本語表示になります。

使い方はいたって簡単で、「追加」をクリックしてCDに焼きたいフォルダを開きます。

フォルダ内の曲を全部選択したい場合は、全曲をドラッグしてから「開く」をクリックして下さい。

これで11曲全てが選択されました。 書き込み速度は最大48倍速のCD-Rがありますが、表示に従って多少余裕の速度を選んで下さい。 右上の「Burrn」をクリックすると、書き込みが始まります。

書き込み中。 16倍速の設定でも2分弱で終わります。

書き込みが終了しました。 「取り出し」にチェックを入れておくと、トレイが自動的に開きます。 その後CDプレイヤーにセットして、音が聴けるかどうか確認して下さい。  
このソフトの良いところは、曲目がちゃんとCDプレイヤーにも表示されることです。(あらかじめファイルに記載してあれば、の話ですが・・・)


DeepBurner Free

これは以前リナックスの ISOイメージ をダウンロードした時、それでインストール用CDを焼くために使ったものですが、音楽CDを作るのにも使えます。
 ただし"Burrn"より時間がかかるので、既にお持ちの方向けに書いておきます。

これも元は英語のサイトですが、日本語でも使えます。 有料版もありますが、ここではFree(無料)のバージョンを使っています。

ソフトウェアを起動したら、真ん中の「音楽CDの作成」をクリックします。

「CDイメージ」の新規ファイルが開くので、「編集」→「トラックに追加」をクリックします。

音楽ファイルの入ったフォルダを開き、全曲目をドラッグして、右下の「開く」をクリックして下さい。

これで全曲が選択されたので、左の赤い「書き込み」をクリックします。

書き込み画面に変わったら、右の「書き込み速度」を指定して、右下の「書き込み」をクリックすると書き込みが始まります。

「デコード中」の表示が出て、この間少し時間がかかります。 デコードとは、エンコード(ファイルの変換)で符号化されたデータを元に復元する作業ですが、「Brrrn」はこんな面倒なことをせず作業が速いです。

デコードが完了すると、いよいよ書き込みが始まります。

書き込みが完了すると音が鳴って、トレイが開くのでCDを取り出します。 CDプレイヤーに入れて、音楽が聴ければOKです。 このソフトで焼いたものはトラック番号が出るだけで曲目は表示されませんが、無料ソフトなので仕方ないでしょう。


【メディア・プレイヤーへの取り込み】

mp3 に変換したファイルはウィンドウズのメディア・プレイヤーに取り込んでおくと、いつでも気軽に聴くことができます。 取り込み方法は色々ありますが、フォルダごとドラッグしてしまうのが簡単でしょう。
メディア・プレイヤーのライブラリにある「最近追加」をクリックして、下のスペースに取り込みたいフォルダをドラッグします。

下の部分に「アーティスト情報なし」 という形でフォルダが登録されたので、「アルバム情報」や「アーティスト情報」を右クリックして情報を入力します。

次に画像のないフォルダを右クリックして「アルバム情報を検索」をクリックすると、インターネット上から情報を探してくれます。

アルバム名やアーティスト名から幾つかの候補が出るので、合っているアルバムがあればそれをクリックして「次へ」とします。 同じアルバムでも国内版と海外版では曲目が違っているものがあるので、注意して下さい。

アルバム名や曲順に間違いがなければ「完了」をクリックします。

登録の完了したフォルダを右枠にドラッグすると自動的に再生が始まり、アルバム・ジャケットも自動的に表示されます。 たまに表示されないアルバムもありますが、その場合は小さなサムネイル画像をPCに一時保存して、それを自分でドラッグすれば良いでしょう。

※Windows Media Player はWMAだけでなく、mp3 や WAVE も再生できますが、WAVEファイルの場合CDと同じ16ビット44,100Hz で録音します。 24ビットで録音したファイルは「コーデックを取得できません」という表示が出て、再生できないのでご注意下さい。