2012年4月30日月曜日

01.始めに

CDの手軽さに慣れてしまうと、段々とレコードを聴く機会が少なくなって、いつの間にか埃をかぶって粗大ゴミ化しているということはありませんか? 

レコードも改めて聴いてみるとCDには無い音の良さもあるのですが、何しろ扱いが面倒だし、ノイズや埃の問題もあるし、ましてやレコード・プレイヤーが既に壊れていれば、新しいプレイヤーを買ってまで聴こうという気にはなれないでしょう。

レコードの音源はパソコンに取り込んでデジタル化してしまえば、そのままPCで聴くことができるし、CD-Rに焼くこともできるし、mp3ファイルに圧縮してヘッドフォン・ステレオで聴くこともできます。 
PCへの録音といっても、一曲ずつに分けてノイズを除去したり、タイトルを入力したりするのはかなり手間がかかりますが、レコードをカセット・テープに録音して持ち歩いていた頃のように、A面・B面をそのままの形で録音するだけなら割と簡単だし、再生したレコードの音をそのままmp3形式で録音してくれる便利なUSBレコード・プレイヤーという製品も出てきています。

ここではそうした「手抜き派」から「こだわり派」までを含めて、眠っているレコードの音源を再び蘇らせることに主眼を置いてみました。 CDでもレコードでもパソコンに取り込んでしまえば、後は好きなように加工することができますから、不要になったメディアはネット・オークションやマーケットプレイスなどで売ることもできます。 古いレコードは結構いい値段で売れることもありますから、データを整理するついでに嵩張るメディアも整理できれば、お金が入って部屋も片付くのだから家族にも喜ばれること請け合いです。


―という冗談はさておき、私はPCへの録音が済んだCDやレコードはマーケットプレイスで値段を調べ、ある程度の値段で売れそうな物は出品しています。 現在はパソコンに取り込んだ音を聴いていることがほとんどで、CDやレコードを直接聴くことが無いのであれば、そうしたものを持っていてもあまり意味が無いからです。 
買い取り業者に見積もりを依頼しても、10円とか50円とかでは送料にもなりませんから、多少面倒でも自分で売る方が良いでしょう。 レコードの様にポストに投函できないものでも、「ゆうメール」を利用すると290円で送れます。 

そうしたことも含め、古いレコードの再利用に関する情報をまとめてみました。 少しでもお役に立てれば幸いです。 

2012年4月29日日曜日

02.USB付レコードプレイヤー

これはレコードプレイヤーにUSB端子を付けたもので、手っ取り早く録音したい方向けの製品です。

USBメモリーを挿して使うタイプと、USBケーブルでパソコンに接続するタイプがありますが、PCから離れた場所でアンプやラジ・カセにつないで使うならメモリー・スティックを挿すタイプ、PCにつないで使うならUSBケーブル・タイプを選びます。 
ヤフ・オクなどで大量に出回っている中国製の安物プレイヤーは、使い物にならないから売りに出されているのでしょうが、かなり評判が悪いようなのでここでは採り上げません。 

●USBメモリー・タイプ:
普通のプレイヤーと同じように、アンプにつないで音楽を楽しむならこのタイプです。

DENON プレーヤーシステム DP200USB K

2万円近くしますが、1万円くらいのプレイヤー DENON DP-29F-K とほぼ同じ製品で、それにUSBメモリーに録音できる機能と編集ソフトが付いたものです。

それなら1万円以下の普通のプレイヤーに、1万円くらいのオーディオ・プロセッサーをセットで買った方が良いのでは?―と思うのですが、これはそんな面倒な設定や作業は抜きで、大量にあるレコードを手早く録音するといった用途に向いています。
 何しろUSBメモリー・スティックを挿してレコードを再生すれば、mp3(192kbps)の形でどんどん録音できて、USBメモリーが接続できるオーディオ機器ならそのままでも音楽が聴ける訳ですから、ノイズとか細かいことを気にせずに昔のレコードの音源を楽しみたい方には便利な商品でしょう。 mp3ファイルなら、CD-Rに焼いて簡単に音楽CDを作ることもできます。 

実際に手作業でレコードの録音をしてみた方ならお分かりでしょうが、最初の数枚は面白がってやっていても、やがて面倒になってくるのがアナログの録音や編集作業です。 最低でも等倍速の録音時間がかかる訳ですが、それに編集作業が入ると時間が幾らあっても足りませんから、定年退職して余生をのんびり好きなことに当てられる方以外はこうした割り切った商品もありでしょう。 
→ メーカー・ホームページ

●USBケーブル・タイプ:
こちらはUSBケーブルでパソコンにつないで使います。

audio-technica AT-PL300USB

これも8千円くらいのプレイヤー audio-technica AT-PL300 にUSBケーブルと録音機能と編集ソフトが付いたものですが、USBメモリー・タイプよりは割安になっています。 

どちらもベルト・ドライブでレコード針も専用の物しか使えませんが、簡易録音機と割り切って使うならこれくらいで良いかもしれません。1万5千円台と一番安いのが本機です。 

ソニー レコードプレーヤー PS-LX300USB

これは2万円以上しますが、同じ製品でも並行輸入品の ソニー PS-LX300USB 『並行輸入品』 の方が6千円くらい安く購入できるようです。

※「並行輸入品」とは「正規代理店」を通さず独自のルートで輸入している商品のことで、正規代理店のような保証が受けられないということ以外、中身は同じのようです。 詳しいことは「並行輸入品とは:」をご覧下さい。
 
 ※現状の対応OSは、WindowsXPとVistaのみで、Windows7で使うにはソフトウェアのダウンロードとインストールが必要のようです。

デノンとソニーのプレイヤーは形が似ていますが、オーディオ・テクニカの前機種AT-PL30もほぼこれと同じ形でした(ターン・テーブルはプラスティック製でしたが・・・)。 これは原型となっているのがアイワのモデルで、他はそのOEM版(※)だったことによるもので、おそらくレコード針なども実際は同じところで作られているのでしょう。 これらの製品の交換針はほぼ二千円台で、交換目安は400時間となっています。 
そうであってみれば、後は使い方や値段で決めれば良いと思います。 この程度の製品に最高の音質を求めるのは無理というものですが、かつてミニ・コンポの上に搭載されていたプレイヤーのレベルといったところでしょうか。
※OEM は Original Equipment Manufacturer の略で、他社のブランド製品を製造すること。

これら廉価版のUSBレコード・プレイヤーの交換針は、全て ATN-3600 という型番のスタイラスが使われています。 オーディオ・テクニカの ATN-3600L が一番安く、送料無料で2,300円ほどで、ソニーの ATN-3600LX 、デノンの DSN-82 の交換針は色が違うくらいで3,360円+送料となっています。 
海外の Amazon. だと同じものが 12ドル(1,000円)で売られていたりしますから、中身が同じなら安い方が良いでしょう。


●3万円台のプレイヤー:

TDK USB端子付レコードプレーヤー SP-XA2002

TDKといえば、かつてはカッセット・テープやCD-Rといったメディアを作るメーカーというイメージでしたが、今頃になってレコード・プレイヤーを作っているというのが面白いです。

これは3万円ほどしますが、やはりUSB端子と音楽編集ソフトが付いていて、パソコンとつないでレコードを録音することを前提とした造りになっています。

ベルト・ドライブ式ではありますが回転数自動補正機能が付いており、そうした点ではダイレクト・ドライブよりもモーターの震動などの影響は受けにくいでしょう。 ベルトがむき出しというのも、メカ好きの男性を意識したものと思われます。
カートリッジが交換できて、バランス・ウェイト付きで針圧調整が出来、フォノイコライザー内蔵でON/OFFの切り替えもできるから、制限付きながらレコード針のグレード・アップも図れるというように、ある程度アナログ・プレイヤーのことを知っているユーザー向けの製品です。
ダスト・カバーは一般的なプラスティック製ではなく皮製で、上から被せると皮箱のようでとてもレコード・プレイヤーには見えないというのも、やはり年配の男性をターゲットにしているのでしょう。 個人的にはプラスティック製のカバーにして、三万円以下にする方が売れると思うのですが・・・

生産国は中国ということで、トーンアームは良く見ると造りがチャチな感じがします。 ヘッドシェルにLEDライトが付いて音溝が見やすいとか、音の変化を視覚化するビジュアライザーなど遊び要素もあって面白いのですが、交換針やドライブ・ベルトがメーカーのお客様相談室からでないと手に入らないなど、実用面での問題がありそうです。 詳しいことはメーカーのホームページをご覧下さい。
→  USBステレオ・ターンテーブル Xa2002


●4万円台のプレイヤー:
オーディオテクニカ プロフェッショナルUSBターンテーブル AT-LP120USB(並行輸入品) (49,800円)

これは国内では売られていない輸入品です。 以前は3万円台で売られていましたが、円安のせいか値上がりしているようです。
 「並行輸入品」というのは正規代理店を通さない独自のルートで輸入される商品なので、安い代わりにメーカーの保障が受けられないとか、説明書が日本語に対応していないといったデメリットもあります。

この製品はダスト・カバーが付いていることを除けば20万円くらいで売られている「Technics D.D.プレーヤー SL-1200MK5-S」と良く似ているし、「スペック+  アナログレコードプレーヤー AP-50」とも同じような形をしていますが、違いといえばUSB接続ができるという点でしょうか。

別の章で採り上げた「SONY レコードプレーヤー PS-LX350H」も「コスモテクノ」製とほぼ同じ形をしていましたが、こうしたものは既に大手メーカーでは開発を中止しているので、どこかの外注に出して作らせているのでしょう。
 これは輸入品なので、メーカーのホームページに商品はありませんでした。


●5万円台のプレイヤー:

TEAC ターンテーブル&カセット付きCDレコーダー

これはレコードやカセット・テープの音源を、簡単にCD化できるという商品です。 中古品を含めると幾つか種類がありますが、5万円以上もする価格の割に高級感がありません。

一万円台で売られている中国製のプレイヤーと形が似ていますが、一応オーディオ・メーカーとして名の通っているティアックの製品ですから、得体の知れない中国製品よりは安心できるでしょう。

これはパソコンが苦手で、面倒な編集作業も無しに、手っ取り早くアナログ音源をCD化したいという方向けの製品です。 見掛けの割りに値段が高いのは、おそらく量産できる製品ではないからでしょう。 昭和のレトロな匂いを感じますが、現在生産されているのは「LP-R550USB」一機種だけで(色は二種類)、USBケーブルでパソコンと接続できるようになっています。

カセット・プレイヤーはノーマル/ハイ(ポジション)の切替えスイッチがあるだけで(メタル・テープは?)、ドルビーすら付いていないから、あくまでも機械の苦手な人向けの製品です。 コスト・パフォーマンス(価格に見合う性能)はかなり低いですね。

メーカー・HP→ ターンテーブル/カセット付CDレコーダー LP-R550USB

USB2.0ケーブル A-Bタイプ(黒) / USB2.0ケーブル A-Bタイプ (ベージュ)

USBケーブルは附属のものが使えればそれが一番良いのですが、短いからと延長ケーブルをつないだり、逆に長すぎたりする場合、オーディオ製品の場合はノイズの原因になることもあるので注意が必要です。
何千円もする音響用を購入する必要はありませんが、適正な長さのケーブルを使い、シールドやフェライト練り込みシース(皮膜)等 でノイズ対策をしてあるものが安心です。

エレコムのUSBケーブルは二重シールドで端子も金メッキの割には値段も安く、長さも 0.7/ 1 / 1.5 / 2 / 3 / 5 m.と選べますが、3m.以上はノイズが入りやすいので避けた方が良いでしょう。 
端子はパソコン側が平べったいAタイプ、デバイス側は四角いBタイプが一般的ですが、たまに違う形状の端子もあるので、購入の際は確認してから注文するようにして下さい。

2012年4月28日土曜日

03.レコードのクリーニング

レコードの録音で気になるのがノイズで、できるだけきれいな状態で再生するようにしましょう。 

ノイズは編集作業である程度除去することができますが、かなり手間がかかることを考えればなるべく入らないのに越したことはありません。 日頃のお手入れとしては普通のレコード・クリーナーで良く、湿式と乾式のクリーナーがあります。

●レコード・クリーナー:


これは湿式タイプのレコード・クリーナーで、附属のクリーニング液を上のキャップを外して注入し、適度に湿らせて使います。 簡単なインジケーター(緑色の窓)でベルベットの湿り具合を確認できますが、主成分はイオン交換水とのこと。

空気の乾燥した冬場などに乾式のクリーナーを使うと、かえって静電気を帯電させてパチパチ音の原因になりますが、 これだと軽く撫でるくらいで目に見える埃はきれいにとれるし、使ってみた感じでは静電気の問題はありませんでした。 私が以前に使っていたのはこのタイプです。

クリーナーは強くこすると、かえって静電気が起きて埃を溝に押し込むことにもなりますから、軽めに使うのがコツです。 クリーニング液が乾いてからレコードをかけますが、待つのが面倒な方はエアー・ブロアーかスプレー式のエアーで乾かしましょう。 容器が密閉型でクリーニング液の持ちは良いですから、頻繁にレコードをかける場合はこのタイプが良いと思います。

洋服の埃を取るのに使う「マジック・ブラシ」という商品がありますが、レコード・クリーナーに使われているベルベットもあれと同じ原理で、矢印の方向に擦(こす)ると繊維が逆立って埃を取り込み、反対方向に擦ると繊維が寝てしまい逆に埃を付けることになるので、必ず矢印の書かれた方向に動かします。 親指のかかる部分の方が幅が狭くなっているので、普通に持てば向きを間違えることはないでしょう。
※レコードのクリーニングはCDと違い、音溝の彫られた円周に沿ってクリーナーを動かします。 これは畳の拭き掃除と同じことですが、レコードの扱いに不慣れな若い方のために書いておきます。 クリーナーを買えばパッケージに書かれていることですが・・・


audio-technica レコードクリーナー AT-6012

これは湿式と乾式の両方に使えますが、同じ形で専用のクリーニング液が付いていない乾式の方が安く買えますから、湿式で使いたい場合はこちらを選びましょう。 私が現在使っているのはこのタイプです。

クリーナーが台の上に載っているだけなのでベルベットの乾燥が速く、空気の乾燥した冬場だとすぐに乾いてしまうので、クリーニング液が早く無くなるのが難点でしょうか。 頻繁に使うなら密閉型の AT-6017、時々使う程度であればこれで充分でしょう。

使ってみた感じとしては、クリーニング液の注入口が小さいので液漏れがしやすいというのがありますが、プラスティックの台に簡単なブラシが付いているのでベルベットの掃除はしやすいです。 以前はこちらの方が安かったのですが、時々価格が逆転している時があるので安い時に購入しましょう。 
(これはアマゾンより ヨドバシ の方が安い時があります)


オーディオテクニカ レコードクリニカ交換液 AT634

これは60ml.と少量で、すぐになくなるから交換液は必需品ですが、なぜかアマゾンでは扱っておらず、他店だと送料がかかって割高になります。 調べてみたらヨドバシが320円と安く、全国無料で配送してくれるのでそちらへのリンクを貼っておきます。 商品はただ売るだけでなく、後で必要になるものも扱って欲しいものです。



ナガオカ レコードクリーナー CL-116

これはレコード針の老舗(しにせ)ナガオカから発売されている乾式のクリーナーで840円と安く、レコード用のクリーニング・スプレーなどと併用して使います。 
ベルベットの掃除用ブラシも付いていますが、若い頃に使っていた商品がレコード店に行ってみたらまだ置いてあったというような、どことなく懐かしさを感じさせるデザインです。


audio-technica レコ-ドクリーナー AT6012X

これは乾式のクリーナーで、スプレー式の レコード・クリニカ などと併せて使います。
 形は湿式と同じ物で、上のシールをはがすとクリーニング液を注入できるようですが、それなら始めから湿式を購入する方が良いでしょう。



●スタイラス・クリーナー:

オーディオテクニカ スタイラスクリーナー AT-607

これはスタイラス(レコード針)のクリーニングに使います。 ほんのわずかの量で済むから、普通に使えば十年以上もつでしょう。 スタイラスをきれいにするだけでも音は変わるし、レコードも長持ちします。 5百円ほどの低価格の商品だから、一本備えておくと良いでしょう。

※鉄筆のように物を引っ掻く針を英語で "Stylus"(スタイラス)と呼びます。"Needle"(ニードル)は「縫い針」で別物ですね。


●エアー・ブロアー:

ケンコー エアブロアージャンボ 070034

これは主にカメラのレンズ用ですが、レコードの埃を吹き飛ばしたり、湿式クリーナーのクリーニング液が付き過ぎた時にレコードを乾かしたりと、結構色々な用途に使えます。 これも五百円くらいの物ですが、一本あると何かと便利です。 
コロコロと転がるのが難点ですが、私は液晶ディスプレイの隙間に挟んで収納(?)しています。 キーボードの埃なども吹き飛ばせますが、できれば掃除機と併用する方が埃が飛び散りません。


●クリーニング・クロス:

ビスコ33

これは バランスウォッシャー33 という洗浄液と併せて使うクリーニング・クロスです。 評判も良いようですが、何しろ洗浄液だけで5千円くらいするからとても一般的とは言えません。 大抵の人は精製水と消毒用アルコールなどを混ぜて、自分で洗浄液を作っているようです。 


レコードの拭き取りには色々な方法がありますが、安価で安心なのは洗ったガーゼと精製水の組み合わせでしょうか。 うちの近くの薬局で、精製水は500ml.が80円、ガーゼは30cm×1m.の小サイズが100円で、これは半分に切ると、汚れの拭き取り用と仕上げ用に分けて使えます。
それで汚れが落ちなければ、高価な商品を試してみるのも良いでしょう。

●使わない方が良い物:

ティッシュ・ペーパー:  柔らかそうに見えて、素材は木材のパルプが原料ですから、ビニールのレコード表面や溝に傷を付ける恐れがあります。 使うなら木綿が原料のガーゼや化粧用のコットン・パフなどが良いでしょう。

燃料用アルコール(メタノール): レコードの材質は塩化ビニールですから、メタノールを使うと表面が溶けます。 使う場合は多少高くても消毒用のエタノールを精製水で希釈して使います。

水道水: レコードを洗浄するのに精製水を使っているとお金がかかりますが、水道水にはカルキ(消毒用の塩素)や不純物が混じっているので、せめて仕上げだけでも精製水を使って不純物やカルキを洗い流してから乾燥させましょう。 ミネラル・ウォーターも体には良いでしょうが、ミネラル分もレコードには不要です。 精製水を無駄なく使うには、空になったスプレー容器に入れて吹きかけるようにすると、わずかな量で濯(ゆす)ぐことができます。

レコード針のナガオカのホームページで、レコード盤のお手入れについて書かれたページがありますので、参考までにリンクを貼っておきます。
→ レコード盤のクリーニング


洗浄式LPクリーナー DISCO-ANTISTAT

こんな商品もあるのですね。 これはドイツ製で日本での販売価格は17,000円~19,800円ほどしますが、現地でなら半値以下で売られていそうなチープな造りです。

一見良さそうに見えるのですが、やっていることは歯ブラシによる手洗いと似たようなもので、洗浄液の購入や液の後始末のことを考えると、数枚程度なら手洗いした方が良さそうです。


更に 全自動レコード・クリーニング・マシーン なるものもあって、34万円くらいするそうですが、これは完全に業務用ですね。

コイン・ランドリーみたいに100円入れるとレコードが1枚洗える機械があるなら試しに使ってみたい気もしますが、購入するくらいなら千円のCDを340枚買う方を選ぶでしょう。



●レコードの洗浄:
レコードの洗浄については色々なやり方がありますが、まずはカビだらけになって捨てるしかないというような、駄目で元々のレコードで試してみると良いでしょう。 私の場合、レコード・クリーナーでこすったくらいでは汚れの落ちなかった針飛びするレコードが、洗浄で蘇ったということがありました。 もっとも洗浄で落とせるのは汚れや溝にたまった埃などで、傷が付いてしまったレコードは救いようがありません。

レコードは塩化ビニールが原料ですから、傷を付けないように気を付ければ水洗いすることもできます。 レーベル面も(破れかけているものを除き)多少濡れたくらいでは問題ありませんが、強力な洗剤やアルコールなどを使うと印刷インキが溶けることがあるので注意が必要です。 最初は水と、薄めた洗剤液に柔らかめのブラシでやってみると良いでしょう。

レーベル面が気になる方は、レーベルを保護するカバーを作っている人もいるので、こちらを参照して下さい。
→ レコード盤洗浄用保護ディスク
→ レーベル・カバー

レコードの洗浄を行っているサイトへのリンクを貼っておきますので、興味のある方は参考にして下さい。 やり方は人それぞれですが、できるだけお金をかけず、レコードも傷を付けずきれいになるのがベターです。 あまり細かいことにこだわり始めるとレコードを扱うのが嫌になってしまうでしょうから、あくまでもカビや汚れのひどいレコードの救済用としておきます。
→ サウンズが使っているレコード・クリーニング方法

●レコードの洗浄効果:

レコードの洗浄効果については、録音したウェーブ(波形)の曲と曲の間を見ると良く分かります。 画像の上の部分は古いレコードをクリーナーで拭いただけで録音したものですが、本来無音状態にある曲間がノイズに埋もれて、「ポツ、ポツ」というレコード特有のノイズも入っていました。 
こうした状態の音を編集作業で直すのは手間がかかるので、消毒用アルコールを精製水で1:3に薄めたものとブラシを使って軽く洗い、流水で流した上で、精製水で濯(ゆす)いでガーゼで拭き取り、乾燥後にレコード・クリーナーで拭いてから録音したのが下の波形です(画像編集していますが、どちらもLチャンネルで同じ曲)。 

これだけでも曲間のノイズが減っているのが分かりますが、それだけでなく両方を聴き比べてみると、洗った後の方が全体的に音がクリアーになっていました。

 これは同じようにして洗った別のレコードですが、状態が良いと曲間がほとんど無音状態になり、まるでCDの波形みたいです。 うまく洗えるとかなり音が変わって新品の頃みたいな気分になりますが、これがレコードを自分で洗える醍醐味でしょうか。 
私もまだ試行錯誤の状態ですが、レーベル面さえ気にしなければそれほど難しいことではないので、その内レコードの洗浄についても書いてみたいと思っています。

2012年4月27日金曜日

04.サウンド・デバイス

パソコンのマザー・ボード(電子基盤)には オンボード でサウンド・チップが搭載されているので、特別なことをしなくても音楽を聴くことができます。 端子もミニジャックではありますがステレオの入力(青)/出力(緑)端子も付いているので、変換ケーブル を介してアンプやミニ・コンポにつなげばそこそこの音で鳴ってくれます。 

デスクトップ・パソコンでしたら、大抵の出力端子(緑色)は液晶ディスプレイの内蔵スピーカーか、アンプ内蔵のアクティブ・スピーカーにつながっているはずです。 そうした附属スピーカーは音楽再生用ではないので、サウンド機能が良くなればスピーカーも良いものに替えたくなるでしょう。 
私の場合はサウンド・デバイスの出力端子をミニ・コンポのAUX(外部入力)端子につないで、そのスピーカーから音を出していますが、アクティブ・スピーカーを良い物に替えるだけでも音は変わります。



オンボードのサウンド・チップは、古いPCなら AC'97 、2005年以降の新しいPCなら HD Audio といった機能が搭載されていますが、古い AC'97 は「とりあえず音が聴ければ良い」程度の性能しかなく、とても音楽ファンを満足させられるものではありませんでした。 試しににヘッドフォンで音楽を聴いてみると、ノイズが気になるでしょう。

そこで登場するのが専用のサウンド・デバイスで、 マザーボードのPCIスロットに挿し込む「内蔵型」と、USBケーブルでPCと接続する「外付け型」がありますが、ノートブック・パソコンは拡張機能が無いので外付けタイプとなります。 
値段は千円台の安価なものから、数万円もする高価なものまで様々ですが、ここでは「アナログ・レコードの録音」ということにテーマにしぼっているので、

●「入力/出力端子のあること」(赤と白のRCA端子なら、変換ケーブルが不要)
●「音楽の編集ソフトが付いていること

―ということが前提で、そうなるとかなり種類が限られてきます。 
その上で「良い音質で聴けるもの」ということになりますが、大体一万円前後の製品ならそうした条件を満たすことができるでしょう。

●内蔵タイプ: (サウンド・カード)
パソコンのPCIスロットに挿して使うタイプで、スリム・タイプのPCは「ロー・プロファイル」(半分の高さ)のものしか使えません。 最近のPCは「PCI Express」といった高速型スロットになっていて形が違うので、古いタイプのカードは使えないし、その逆に「PCI Express」用のカードは古いPCには挿せません。 グラフィック・カードを挿しているPCでは、ノイズの影響を受けることもあります。

大体5千円以下のものは「ノイズが消える」程度の性能で、音楽編集ソフトも付きませんから、ここで紹介できる製品は見当たりません。
それと端子がPCの裏側に来るのでケーブルの差し替えが面倒なのと、端子がミニ・ジャックのものが多いので、アナログ機器との接続には変換ケーブルが必要です。

Creative サウンドカード Sound Blaster 5.1 VX PCI SB-5.1-VX

これは一番安いサウンド・カードで、中国製とはいえ1,600円くらいで買えるデバイスです。 

使った訳ではありませんが、一応定評のあるサウンド・ブラスターの製品で、ユーザー・レビューによるとPCのノイズは消えるようです。 ステレオ・ミニジャックは変換ケーブルを使えばRCA端子にも接続できますから、音楽編集ソフトを既に持っていて、オンボードのノイズに悩まされているなら試してみると良いかもしれません。 一応参考までに載せておきます。


ONKYO WAVIO PCIデジタルオーディオボード SE-90PCI

これは7,300円ほどのオーディオ・ボードですが、ご覧の通り出力端子が付いているだけで、入力端子や編集ソフトは付いていません。 あくまでも音楽の再生専用で、音には定評のあるオンキョー製です。 ロー・プロファイル・ブラケット(取り付け金具)も付いているので、スリム・タイプのパソコンにも使えます。

これでは録音はできませんが、USBレコード・プレイヤーをPCにつないでいる方でしたら録音機能は不要な訳で、パソコンに取り込んだ音をいい音質で聴きたいという方向けです。 このクラスになれば確実に音は変わるし、更に良いスピーカーが欲しくなるでしょう。


Creative サウンドカード PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium Professional Audio SB-XFT-PA

これは「PCI Express」スロット用なので、PCIスロットの古いパソコンでは使えません。

端子はミニ・ジャックではありますが、『オーディオアンプや再生装置などに接続できるように高音質3.5mm-RCAケーブル(約2m)を4本付属』とあるように、 音楽ライブラリーのデジタル化にも対応しています。

価格は1万円以下から1万5千円くらいと販売店によってかなりの開きがあるので、 同じものなら安いところで購入しましょう。


ONKYO WAVIO PCIデジタルオーディオボード SE-200PCI LTD

これはPCIスロット用なので、古いパソコンでも使えます。 アナログ端子は入力側だけで、アンプやレコード・プレイヤーがつなげますが、出力側がデジタル端子のみというのは何か中途半端な気がします。
価格は1万5千円ほどで、音質はレビューを読むとかなり良いみたいです。


Creative PCI Express Sound Blaster X-Fi Titanium HD SB-XFT-HD

これも「PCI Express」スロット用なので、古いタイプのパソコンには使えません。
サウンド・ブラスターの上位機種で、入力・出力端子共にアナログのRCA端子となっていることからも、アンプやレコード・プレイヤーをつないで楽しむオーディオ・ファン向けということがうかがえます。

価格は1万6千円くらいから販売店によってバラつきがありますが、この価格帯のものでしたら音質で不満の出ることはないでしょう。


ONKYO WAVIO PCIeデジタルオーディオボード SE-300PCIE

これは「PCI Express」スロット用で、しかも二枚挿しだからスロットが二つ埋まります。 価格も2万6千円~3万1千円ほどと、ちょっとしたオーディオ機器並みですね。

音を聴いてみたい気がしますが、こうしたデバイスの性能を引き出すには、接続するPCやオーディオ機器もそれなりの性能のものでないとならないでしょう。 私は現在のところ、1万円の外付けタイプで満足しております。


●外付けタイプ: (オーディオ・プロセッサー)
USBケーブルでパソコンと接続するタイプですから割と簡単で、どんなPCでも使えるのと、グラフィック・ボードなどPC内部のノイズの影響を受けにくいというメリットがあります。 入力・出力端子はデバイス裏側にあるから接続も容易で、ヘッドフォンやマイクの端子が手元にあるのも何かと便利です。

 I-O DATA USB接続オーディオキャプチャー AD-USB

最近人気があるのがこの商品で、3,200円(送料無料)の価格でまずまずのことができるようなので、手持ちのレコードやカセット・テープの音を気軽にPCに取り込むという目的ならこれくらいで良いかもしれません。

編集ソフトが付いて、フォノ・イコライザーも内蔵しているとのことです。
私は使った事がないので、詳しいことはリンク先をご覧下さい。


USB Sound Blaster Digital Music Premium HD SB-DM-PHD

この分野では定評のあるSound Blaster の低価格モデルで、8千円くらいで買えます。 横幅140×奥行100ミリと、机の上にチョコンと置けるコンパクト・サイズです。
入力・出力端子がRCA端子でフォノ・アンプ内蔵というのも、アナログ音源のレコーディングを意識したものでしょう。

附属ソフトではありませんが、「簡単録音が行える「Creative Smart Recorder」、や、波形編集ソフト「Creative WaveStudio」もダウンロード可能」―と、編集ソフトも一応使えるようです。 ただしWindows用で、Macintoshではドライバーが使えないみたいなので、マックの方はご注意下さい。


ONKYO WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー SE-U33GXV(B) /ブラック

以前は一万円くらいで買えたのですが、現在は SE-U33GXV2 となって価格が1万3千円に値上げされています。 でも中身は何も変わっておらず、Windows 8 に対応したのと、付属ソフトが「5」から「6」になったくらいです。
私が以前使っていたのはこの製品ですが、出力端子からの音質に関しては問題ありませんでした(ヘッドフォン端子からの音は低音不足)。

これも音には定評のあるオンキョーの低価格モデルで、サイズも重さ(200g)もサウンド・ブラスターとほぼ同じです。
入力・出力端子が赤と白のRCA端子で、フォノ・イコライザー内蔵という点も同じで、アナログのレコーディングに適した造りになっています。

違いといえば、USBケーブルを接続するだけでパソコンがデバイスを認識してくれるので、面倒な設定が要らないということ。 解説も日本語で書かれているので、外国製に比べれば分かりやすいです。
音楽の編集ソフトは「Digi On Sound 5 L.E.」というのが付いていますが、昔のSound Blaster に付いていた「Sound it! 3.0 L.E.」と比べると、ちょっと使いにくいです。 でもSound it! に比べるとmp3でも保存ができるとか、キュー・ポイントを付けておくと1曲ずつに分けて保存できるとか、使い慣れると良い点もあるし、悪くはありません。

難点としては、ヘッドフォンや入力レベルのツマミが小さく、目盛りも溝だけで見えにくいから、調整がやりづらいこと。 右側にあるスイッチも小さく、録音する時は「REC」、音楽の再生の時は「PLAY」にしないと音が出ないので、慣れないと戸惑うことがあります。 「録音」と「再生」の切り替えスイッチということで、その都度切替える癖をつければ良いことですが、私は未(いま)だに忘れてしまうので、目に見える前面に切替えスイッチがあると良いでしょう。

内蔵のフォノ・アンプ(イコライザー)は、レコード・プレイヤー内蔵のものとどちらが良いかというと、うちのプレイヤーに内蔵されているものよりは音が良い気がするので、現在はこちらを使っています。 これも右側に「PHONO」(イコライザー)、「MIC」(マイク)、「LINE」(入力)と切り替えスイッチがあって、プレイヤー内蔵のフォノ・イコライザーを使う時は「LINE」を選びます。

分解や改造は故障の原因となりますので、絶対にしないで下さい。』―と裏面に書かれていたので、試しに開けてみたところ。 『絶対に見てはいけません』と言われると見たくなるのが人情というもので、四隅のビス4本を外すと上蓋が開きます。 
  【※良い子の皆さんは真似をしないで下さい。】

部品が丸見えのサウンド・ボードに比べると、コンデンサー類は小さめのものが使われていますが、音質には問題無いからこれで良いでしょう。 


デバイスの横にあるスイッチ類が小さく切替えが面倒なので、現在はスタンドを付けて縦型にして使っています。 スタンドは有線LANルーターのものがピッタリでしたが、それも売ってしまったので、これは外付けHDDのスタンドに両面テープで貼り付けています。 スタンドに固定してある方が端子の差替えがやりやすいし、縦型にすると場所もとりません。

この方が切替えスイッチが上になって具合が良いし、ボリュームも目盛りが溝だけでは見にくいので、自分で白線を入れました。 ヘッドフォン端子は挿しっぱなしですが、これだとモニターしやすいだけでなく、普段はアンプやスピーカーが不要となるので省エネにもなります。 端子を頻繁に抜き挿しするとメッキが磨り減って、接触不良の原因にもなりますしね。


【ヘッドフォン端子について】
パソコンに付いているサウンド・チップやヘッドフォン端子に比べればノイズも無く、それよりずっと良い音で聴くことができますが、あくまでもモニター用としての域を出ません。 スピーカーやアンプに高額の予算をかけられない代わりに、上質のヘッドフォンで音楽を楽しみたいという方には、「ヘッドフォン・アンプ」(後述)という選択肢もありますので参考にしてみて下さい。 このデバイスのヘッドフォン端子だと、長時間聴くにはちょっと疲れるかもしれません。

PCで鳴っている音の録音ができない
外付けデバイスの場合、内蔵型のサウンド・ボードでは普通にできていた、パソコン上で鳴っている音の録音ができないことに気付きました。 具体的にはYouTube やGrooveshark といったサイトを開いて聴いている曲の録音ができないのです。 録音ができるのは入力端子かマイク端子から入る音だけという訳ですね。

それでどうしているかというと、出力側につないでいるミニ・コンポに録音して、録音済みのSDカードをPCに挿してデータを取り込むことで対応しています。 うちのミニ・コンポの場合、WindowsのWMA(ウィンドウズ・メディア・オーディオ)形式でビットレートは最高でも192kbps、録音のレベルもその場で細かい調整はできないので、Webサイトの方の音量をしぼって対応しています。 音圧が低い場合は後からゲインで調整できますが、レベルが高すぎると音が割れてしまうからで、それでもFM番組の録音同様まずまずの音で録音できるので、それで満足しています。


ONKYO WAVIO USBデジタルオーディオプロセッサー ブラック SE-U55SX2(B)

これはオンキョーの上位機種で、1万6千円ほどします。 筐体のサイズやボリューム・ツマミが大きくなっているのと、縦型でも使えることなどが「33」との見た目の違いでしょうか。 アナログの入・出力端子の他に、光や同軸のデジタル端子も備えています。

USBケーブルから電源も供給できる「33」と違い、電源アダプターが別に必要ですが、それによってノイズの問題が出ているようです。 ノイズについては電源アダプターを別の物に替えたら直ったとか、USBケーブルを替えたら消えたという報告もありますが、高いからといって値段に比例して良いとは限らないということでしょうか。
これは縦置きにして使う場合、横を向かせないとヴォリュームが回しにくいから場所をとりそうです。 ノイズの問題等も含め、こうした機器に不慣れな方は接続の簡単な「33」にしておく方が無難かもしれません。

あと、サイズが  244(高さ)×169(幅)×67(奥行き) mm と、かなりデカイです。 B5サイズの雑誌を何冊か重ねたくらいの大きさだから、横置きにするとかなりの場所をとるでしょう。 できれば店頭で実際の大きさを確認してから購入を検討する方が良いと思います。

追記:
中古品で割りと程度の良い SE-U55SX2 が手に入ったので、U33 から乗換えてみました。 音質には文句ありませんが、ヘッドフォン端子からの音に「ポツ・ポツ」というノイズが入ります。 (出力側からの音には入りません) 
中国製の電源アダプター(5V / 1A)のケーブルと本体をつなぐプラグを触ると更にノイズが増し、プラグを一旦抜いてからまた挿すとか、隣にある電源スイッチをOFFにしてからまたONにすると直ることもあるのですが、根本的な解決にはなりません。

ケースを開けてみたところ

それでアース線をつないでみることにしました。 もっとも U33 にはアース端子があるのに、 U55 にはそれが見当たらないので本体をバラしてみたところ、縦置き用のスタンドを固定しているネジが金属のシャーシに直止めされているので、それにアース線をつないでみました。 それでノイズが消えたかと思ったのですが、本体側の電源プラグを回すと「キュル・キュル」といった音が聞こえ、また「プツ・プツ」とノイズが入ります。

どうも電源アダプターに問題がありそうなので、アマゾンのレビューで書かれているPSP用のアダプターに替えてみることにしました。 純正品は高いので、千円くらいで購入できてレビューの評判も良い ELECOM PSP用 充電用ACアダプター GM-ACPSP に交換してみました。
結果は良好でノイズはきれいに消えましたし、本体側のプラグを回しても変な音は出ません。 千円ほどの出費でしたが、これから購入される方はその点を考えて検討されると良いでしょう。

まとめ:
こうしたデバイスは上を見るとキリが無いのですが、大体一万円前後の製品であれば、それまで聴いていたPCの音よりずっと音質が向上するはずです。 ヘッドフォンをデバイスにつないで聴いてみれば、その違いがハッキリと分かるでしょう。

これまで内蔵型と外付けタイプの両方を使ってきましたが、接続の容易さやヘッドフォン端子があることなどで、外付けタイプの方が使いやすいと思います。 
特にフォノ・イコライザー(アンプ)内蔵のものは、後でフォノ・アンプの無いレコード・プレイヤーを直(じか)につないだ時に「付いてて良かった」と思ったものです。 フォノ・イコライザーだけを別途購入すると安いものでも5千円くらいしますが、低価格のレコード・プレイヤー内蔵のものは安価な簡易型のものが多いようです。


D/A (デジタル/アナログ)コンバーター:
簡易型のサウンド・デバイスよりも、もう少しオーディオ機器らしい製品が欲しいという方には、DAC(デジタル・アナログ・コンバーター)という製品もあります。 これもアンプなどと同じく本格的なものは数十万円しますが、その性能を引き出すにはそれなりのオーディオ装置が必要なので、ここでは数万円台で手に入るものを紹介しておきます。

TEAC USB DAC ステレオプリメインアンプ A-H01-S

これはUSBケーブルをパソコンとつなぐことで、PC(デジタル)とアナログ機器の信号を変換してくれるDACを備えたプリメイン・アンプです。  

デジタル/アナログ入力端子の他にスピーカー端子も備えているので、これだけで手軽にデジタル・オーディオが楽しめます。 3万円台半ばと比較的手頃な価格ではありますが、天板がプラスティック製とか、高級感には欠けるようです。

ONKYO D/Aコンバーター DAC-1000S

これはオンキョーのDAC(デジタル・アナログ・コンバーター)で、アンプ(増幅器)の機能はありません。


プラスティック製のオーディオ・プロセッサーU55SXから乗り換えた人のレビューによると、 音質の違いはあまり感じられなかったようですが、こうした製品の性能をフルに引き出すには再生装置やセッティングにもそれなりのものが求められるということでしょう。 大量生産できる製品の方が安く供給できる訳ですから、1万円台のオーディオ・プロセッサーの音に満足できなくなったら試してみると良いかもしれません。


USB ヘッドフォン・アンプ:
入力端子や録音機能は要らないから、パソコンの音を良い音質で聴きたいという方には、もう少し手軽な「ヘッドフォン・アンプ」がお勧めです。  USBタイプのヘッドフォン・アンプだとPCに接続できるだけでなく、USBバス・パワーで邪魔な電源アダプターも不要ですから、手軽なD/Aコンバーターとして使えます。 主にヘッドフォンで音楽を聴いている方は、こちらの方が良いかもしれません。

audio-technica USBヘッドホンアンプ AT-HA40USB

これは正面のステレオ・ミニ端子にヘッドフォンのジャックを挿して聴くのがメインの使い方ですが、後ろ側に出力端子として「角型光ケーブル」と「ステレオ・ミニ・ジャック」の2系統があるので、AVアンプやアクティブ・スピーカーなどとPCをつなぐことができます。

2012年7月13日発売 とこれからの製品ですが、1万円台半ばで手軽に使えるD/Aコンバーターといえるでしょう。 曲がり癖のあるUSBケーブルをつなぐと、持ち上がってしまうくらい小さく軽いようです。 
USB接続でDAC内蔵だから、こんなオモチャみたいな製品でも結構な値段になっていますが、既にPCにつなぐサウンド・デバイスを持っていて、ヘッドフォン端子の音に不満がある方は、ほぼ同じくらいの値段で購入できる audio-technica ヘッドホンアンプ AT-HA21 という選択肢もあります。

→ メーカー製品ページ


audio-technica USBヘッドホンアンプ AT-HA70USB

こちらは AT-HA40 の上位機種で、2万円台半ばで以前から出ていました。 出力端子数などは HA40 と変わらず、違いといえば大きさと、正面左側にマイクロフォンが付いていることくらいでしょうか。 24bit/96kHz対応というところも同じです。

→ メーカー製品ページ


FOSTEX DAC ヘッドホンアンプ HP-A3

フォステクスというと、自作スピーカーで使うスピーカー・ユニットのメーカーとし有名でしたが、こうした製品も作っていたのですね。

これもUSBケーブルでPCと接続するタイプで2万円台で購入できますが、ヘッドフォン端子が標準ジャックと本格的なだけでなく、角型光ケーブルの入力端子を備え、出力端子は「角型光」と「RCAピン・ジャック」のしっかりしたものが付いています。

→ メーカー製品ページ


2012年4月26日木曜日

05.レコードの録音と編集

レコードの録音と編集をするにはソフトウェアが必要ですが、大抵はサウンド・デバイスを買うと附属の編集ソフトが付いてきます(安い製品を除く)。 



ここではサウンド・ブラスターに付いてきた「Sound it! 3.0 L.E.」と、オンキョーSE-U33GXVに附属の「Digi On Sound 5 L.E.」を使って説明しますが、細かい部分の違いはあっても大体やっていることは似たようなものです。 

新規ファイルを開く:


「Digi On Sound 5 L.E.」の新規ファイルを開いたところ。 環境設定を開くとデフォルト(初期設定)で、「サンプリング周波数:44,100Hz、量子化ビット数:16ビット、チャンネル:ステレオ」となっていますが、これはCDと同じ基準値となります。

 これは「Sound it! 3.0 L.E.」で新規ファイルを開くと出ますが、規定値のままで「OK」とします。 「24ビット」でも録音出来ますがファイル容量が大きくなるだけでなく、WAVファイルで保存した時にWindowsのメディア・プレイヤーでは「コーデックが取得できません」となって聴くことができません。 試しに両方で録音して聴き比べたことがありますが、ほとんど違いは分かりませんでした。


 こちらが「Sound it! 3.0 L.E.」の新規ファイルを開いたところ。 どちらも日本語表示で似たように見えますが、ソフトが速く開くのはこちら。 もっとも録音終了後にサッとウェーブが表示されるのは「Digi On」で、こちらは読み込みに時間がかかります。

入力レベルを開く:

 「Digi On」は「表示」から「コントローラー」と「ミキサーコントロール」を開きますが、「ツールバー」右側のアイコンをクリックしても開けます。 録音などの操作は上の「コントローラー」で行い、入力レベルは下の「ミキサーコントロール」の左側に表示されます。 ツールが分割されているので、ちょっと使いにくいです。

こちらは「Sound it!」で、「設定」→「入力レベルを開く」とすると表示されます。 録音をする前に、まずはレコード・プレイヤーの馴らしも兼ねて、入力レベルを調整しましょう。 一番音圧の高い辺りで、たまに赤色がつくくらいにしておきます。 

 これはわざと入力レベルを上げてみましたが、これではレベルが高過ぎます。 音圧が低い場合は後からゲインで音圧を上げることができますが、レベルが高すぎると音が割れて、後からは修正できません。

こちらは「Digi On」のミキサーコントロールで、「ステレオ」と「モノラル」が選べるようになっていますが、どちらも左右のレベルは調整できません。 時々片側のチャンネルに音が偏ることがあるので、調整できると良いのですが・・・ そのあたりが附属ソフトの限界でしょうか。






外付けのサウンド・デバイスは手元で入力レベルが調整できますが、内蔵型のサウンド・カードやオン・ボードのサウンド・チップの場合は自分で入力レベルの設定をしないとなりません。
「サウンドとオーディオ・デバイスのプロパティ」(WindowsXPの場合)を開き、「オーディオ」の「録音」にある「音量」をクリックすると「録音コントロール」が出ますから、中央の「ライン入力」にチェックを入れてレベルを調整します。 これをやらないと音が出ないことがあるので、音が聞こえない場合は確認してみて下さい。


●録音の開始:
こちらは「Sound it!」の右下にある操作ボタンで、赤い丸の録音ボタンを押せば録音が始まります。 直感的で分かりやすいですね。
こちらは「Digi On」のコントローラーですが、赤い丸の「録音」ボタンを押してから、さらに緑の「再生」を押さないと録音が始まりません。 カセット・デッキみたいですが、録音前にレベル調整をするにはこの方が良いかも・・・

「録音」ボタンを押してから、レコード・プレイヤーをスタートさせます。 針が降りる時と上る時には大抵ノイズが入りますが編集時にカットすれば良いので、 余裕を持ってスタートしましょう。
録音中は、ノイズを気にしない手抜き派の方を除き、なるべくそばを離れずに音をモニターするようにして下さい。 ノイズが入っていたらスタートしてからの時間や曲目をメモしておくと、後でノイズを除去する時に役立ちます。


●録音の停止:
 レコードの演奏が終わったら、四角い「停止」ボタンを押して録音を終了します。 上は「Digi On」の画面ですが、すぐにウェーブが開きます。 上の画像はクリックすると拡大表示されますが、このままでも最初と最後にレコード針の触れるノイズが入っているのが分かるでしょう。


 こちらは「Sound it!」の画面ですが、読み込みに少し時間がかかります。 二つのソフトで同じレコードを同時に録音していますが、波形の見え方が少し違いますね。 こちらはL(左)とR(右)チャンネルが色分けされているので分かりやすいです。


●ファイルの保存:
とりあえず録音だけしておいて、編集は時間のある時にやりたい場合は、「編集」→「名前を付けて保存」としておけば、いつでも開いて編集することができます。 

「Sound it!」は非圧縮のWAV(ウェーブ)ファイルがデフォルト(初期設定)になっていて、「Digi On」の場合はそのソフトウェア固有のファイル形式(dgs)で保存されますが、WAVファイルで保存したい場合は「ファイル」→「書き出し」からファイルの種類を「Wave(WAV)」とします。 WAVファイルなら他のソフトウェアで開いたり、そのままの形でCDに焼くこともできるので、その方が便利かもしれません。

レコードの場合A面とB面があるので、続けて録音したい場合は新たに新規ファイルを開いて録音しますが、録音が完了したファイルはとりあえず保存しておくと失敗が少なくなります。 突然の停電やPCがシャットダウンした時でも、保存さえしておけばやり直しが利きますので。

●録音したファイルの編集:

【最初と最後にあるノイズの削除】
レコードの録音は、針が降りた時と上る時に大抵ノイズが入るので、そこだけでもカットしておくと聴きやすくなります。

波形の時間軸を「+」をクリックして引き伸ばすと、1曲目の頭に針が降りた時のノイズが入っているのが分かります。 この辺りはどのソフトウェアでも同じなので、「Digi On」の画面でやってみましょう。

曲の頭に1~2秒の無音部分を残し、余分をノイズと共にドラッグして、「編集」→「カット」(アイコンのハサミ・マーク)をクリックします。

これで最初のノイズ部分がカットされました。


続いて終わりの部分のノイズも同じようにカットします。(これは「Sound it!」)

これで最初と最後のノイズが削除されたので、レコードの片面を一まとめにして聴きたい場合はこれで完了です。

【曲間のノイズの除去】
レコードのノイズで気になるのが、曲と曲の間の無音部分です。 曲の終わりの部分はフェイド・アウトをかけるとスッキリするし、無音部分はゲインで音圧を下げるか、カットしてから無音部分を挿入すると良いでしょう。

【フェイド・アウト】

曲の終わりの部分を引き伸ばし、その部分を再生して、無音状態になるところで止めます。 これはレコードを洗ったので、曲と曲の間はかなりきれいですね。


曲が完全に終わるあたりから2~3秒さかのぼったあたりまでをドラッグすると色が変わるので、「加工」→「フェイド・アウト」を選んで別枠のツールが出たら、「OK」をクリックします。
これは「Sound it!」の画面ですが、フェイド・アウトの曲線はマウス・ポインタを当ててドラッグすると好のみのカーブに変更できます。


これがフェイド・アウト後の波形で、終わりの部分が完全に無音状態になっています。 加工をした後は必ずその部分を再生して聴き直して下さい。 うまく行かない場合は「アンドゥ」(取り消し)で何度でもやり直しができます。


【音圧を下げる】(無音状態に近づける)
続いて曲の前の部分を加工します。 これは洗浄後のかなりきれいなレコードですが、円で囲んだ部分に「プツッ」というレコード特有のノイズが入っていました。


曲の前のノイズが入っている部分をドラッグすると色が変わるので、「加工」→「ゲイン」をクリックして別枠が開いたら、音圧を目いっぱい下げます。 このソフトウェアではー12db(デシベル)まで下げられるので、それで「実行」をクリックして下さい。
音圧を下げる代わりにその部分を「カット」して、新たに無音部分を「ブランク」で2秒ほど入れれば完全な無音状態になります。


これで曲間のノイズがきれいに消えました。 再生して問題がなければ完了です。
今回は音圧を下げましたが、録音したファイルの音圧レベルが低い場合は、逆に2~3db 上げるという使い方もできます。

【「Digi On」の場合】
次に 「Digi On」で同じことをやってみますが、このソフトはフェイド・インとフェイド・アウトが一緒になっていて、その分工程が増えるのでちょっと面倒です。
加工部分をドラッグして、「エフェクト」→「フェイドイン・アウト」をクリックします。 

その後、左上に表示される「フェイドイン・アウト」をクリックして、「フェイド・アウト」を選び、更に「サイン(曲線)」か「直線」かを選び、その後で「確定」をクリックします。
「直線」を選んでから、直線にマウス・ポインタを当てて引っ張ると曲線に変更することができるので、慣れれば自分好みの曲線も作れます。

これは「曲線」(サイン・カーブ)でフェイド・アウトしていますが、変更する範囲が狭いのでかなり急な変化になってしまいました。 最終的には自分の耳で聴いて判断して下さい。


今度は曲の前の無音部分をドラッグして、「エフェクト」→「レベル」をクリックすると別窓が開くきますが、このソフトは-60db(デシベル)まで音圧を下げられます。

「OK」をクリックするとほぼ無音状態になるので、終わりと始めの部分を聴き直して、問題がなければ完了です。 こうすることで、ノイズのあるレコードでも聴きやすくなります。

ノイズの除去
ノイズは曲の終わりの方であればフェイド・アウトで目立たなくすることができますが、曲の中に入っているとやっかいです。 全体に入っているヒス・ノイズなどであればフィルターを使いますが、今回はレコードに特有の「ポツ・ポツ」音を消してみます。

先程の曲の始めに入っていたノイズを除去してみましょう。 曲を再生して「プツッ」というノイズの入る辺りをクリックすると、縦線が入ります。

下の「+」(プラス)をクリックして時間軸を横にうんと引き伸ばしてみると、赤丸で囲んだところにノイズが入っているのが見つかりました。 これは右チャンネルだけです。

それを更に引き伸ばし、ノイズの部分をドラッグします。 コツとしては音圧がゼロとゼロのところを結んで、後でスムースにつながるようにして下さい。

分かりやすいように、ノイズ部分を拡大表示してみました。 上の目盛りは大きな目盛りが0.001秒(千分の1秒)、小さな目盛りが0.0001秒(1万分の1秒)ですから、ノイズの範囲は約0.003秒であることが分かります。

ツールの「カット」(ハサミのマーク)をクリックすると、ドラッグしたノイズ部分がカットされ、前後の部分がつながります。 音圧がゼロとゼロの間を選んだのは、こうしてスムースにつなげるためでした。 (上下に段差ができると、その部分がノイズのように聴こえます)

カットしないで、その部分の音圧を下げるというやり方もありますが、わずか一瞬でも音圧が下がると聴いた時に違和感があるので、どちらが良いかは実際にやって聞き比べてみると良いでしょう。 こんな風に全体が無音状態に近い波形なら、音圧のレベルを下げるやり方でもできるはずです。 こうしたソフトは、アンドゥ(取り消し)で何度でもやり直すことができるので、色々試してみて下さい。

今度は横方向の時間軸を「-」(マイナス)をクリックして元に戻し、その部分を試聴してみて下さい。 カットした部分が違和感なくつながって、ノイズが消えていればOKです。 これができるとノイズが多少入っても苦になりませんが、入らないのがベストなので、レコードはなるべくきれいな状態にしてから録音するようにして下さい。

1曲ずつに分けて保存する
ノイズの除去が済んだら、1曲ずつに分けて保存しましょう。 多少面倒でもその方がCDと同じように自由な選曲ができるし、やっておけば後々便利だからです。 「Digi On」だと曲を分割して保存してくれる機能が付いているので、簡単に分けられます。

これは「Digi On」の画面ですが、曲間の無音部分をクリックして縦線を入れ、「編集」→「キューポイントの挿入」とすると、その部分が破線に変わります。

全曲の間にキューポイントが付きました(最初と最後は不要です)。 次に「ツール」→「サウンド分割」をクリックして、「キューポイントに従って分割」にチェックを入れます。 何もせずに「無音部分で分割」とすると、曲の出だしのところで分けられてしまうのでご注意下さい(頭の無音部分が無くなります)。

次に保存先とファイル形式を選びます。 良い音質で残したい場合は、非圧縮のWAV(ウェーブ)ファイルを選びましょう。 
他に圧縮形式のmp3や、ウィンドウズのWMA(ウィンドウズ・メディア・オーディオ)も選べますが、先に圧縮してしまうと元には戻せないのでご注意下さい。

6曲のWAVファイルが自動的に分けて保存されました。 ライヴ録音のように全体がつながっているものを分割しても、再生時にはつながって聴こえるという便利な機能です。

ファイルには曲順に番号が振られていますが、その後ファイルを右クリックして「名前の変更」とすればタイトルを入れられます。 その際はタイトルの頭に「01.」、 「02.」と入れておくと、曲順に並べることができます。 番号は頭に0(ゼロ)を付けないと、1の前に10が来るので注意しましょう。

一時保存しておいた録音ファイルは、編集と分割が済んだ後は不要ですから、用がない限り削除しても構いません。 非圧縮の音楽ファイルは60分で600MBくらいになりますから、パソコンのHDD(ハードディスク・ドライヴ)に余裕のある人以外は整理しておく方が良いでしょう。

こちらは「Sound it!」ですが、古いソフトのせいか曲の分割機能はありません。

面倒ですが1曲ずつドラッグし、「ファイル」→「選択範囲を別名で保存」とします。 「名前を付けて保存」とすると、ドラッグした箇所ではなく全体が保存されてしまうので注意して下さい。

別窓が表示されるので、通し番号とタイトルを付けて保存します。 ファイル形式は非圧縮のWAVやウィンドウズのWMAが選べますが、mp3には対応していません。 でも使いやすい無料ソフトがあるので、このあと紹介いたします。


 【Digi On Sound 5 L.E.について:】

「Digi On Sound 5 L.E.」は、良く使うフェード・インとフェード・アウトが一体になっていてやりにくい点を除けば割と使えるソフトウェアですが、起動に時間がかかるだけでなく、待ち時間に表示されるイメージが良くないのが悩みの種でした。(特に色が汚い)

それで画像編集ソフトを使って、好みのイメージに作り変えてみたのが上の画像です。
この画像は「Program Files」→「Digi On」→「Images」の中に入っていますが、この程度のことでしたら色の塗りつぶし機能を使えば簡単にできます。 右端の写真もあまり良くないので、左端の画像をコピーして貼り付けてみました。 
この画像は「splash」というタイトルですが、オリジナルを消したくなければ名前の後にAとかBとかを付けておき、変更した画像を「splash」としておけば変更後の画像が表示されます。

「Digi On Sound 6 L.E.」 も使ってみましたが、インターフェイスの色やデザインなどが違うだけで、肝心のツール自体はほとんど変わりませんでした。